☆ 超新星爆発が近い? オリオン座のベテルギウスが観測史上異例の暗さに [✿ 宇宙・地球]
☆ 冬の星座を楽しもう
2010.01.03
(http://natsunokoibito.blog.fc2.com/blog-entry-624.html )
(抜粋)
冬の夜空で、とにかく目立つのは〔オリオン座〕です。
写真の中央の下に、行儀よく並んだ 3つ星がありますね。
これが目印で、すぐに見つけられると思いますが、この星座は思ったよりもずっと大きく見えると思います。
とても華やかな感じがする星座で、3つ星の少し左側にベテルギウス、3つ星の少し右側にリゲルという明るい星を含むそれらの形が、私にはチョウが羽を広げているように見えるのですけれども、ギリシャ人は、力の強い狩人を描きました。
勇者オリオンの右肩にある〔ベテルギウス〕と、こいぬ座の〔プロキオン〕、そして、おおいぬ座の〔シリウス〕の 3つの明るい星を結んだのが〔冬の大三角〕です。
この〔ベテルギウス〕は超巨大な星(恒星)で、地球から見た大きさ(視直径)としては太陽に次ぐ 2番目に大きく、上の〔太陽系〕の図の、太陽の位置にベテルギウスを置いてみると、なんと、木星の軌道の近くにまで達するそうです。デカッ!!!
ベテルギウスは 1836年に発見された〔脈動変光星〕です。
脈動というのは、膨張や収縮、膨らんだり縮んだりしているということで、そのために明るさが常に変化していました。
その姿を、1995年にハッブル宇宙望遠鏡が撮影しているのですが、それは太陽以外の恒星の写真としては初めてだそうです。
その写真もアップしようと思ったのですが、太陽の写真とあまり変わらないので、つまんないから止めました(笑)
オリオン座は、肉眼では見えませんが、ガスやちりが大量に漂う、星雲地帯にあります。
大小の〇が 2 つありますね。それぞれの色の場所の拡大です。
M42 の左上の方にはウルトラマンの故郷である「M 78」星雲もあります(笑)
これらの星雲は、まるで星の生産工場ででもあるかのように、恒星が産まれたり、超新星爆発をおこしたりしています。
〔ベテルギウス〕もそんな工場地帯にあるので、重量が太陽の 20倍と、非常に重く、メタボだと長生きしないと言われるように(笑)太陽がすでに 46億歳なのに比べると極端に短命で、まだ数百万歳なのにもかかわらず(笑)どうやら臨終の床についた、らしいのです。
らしい、というのは、なにしろ地球から 640光年も離れているし、大星雲地帯にあるし、とにかく今まで望遠鏡でつぶさに観測したことがなかった現象ですから、それが明日なのか、あるいは数万年後なのか、特定できないのだそうです。
でも、なにやらここで NASA の発表によると、超新星爆発へと向かう兆候が観測されているのだそうです。
ベテルギウスはハッブル宇宙望遠鏡で捕えられる距離なので、恒星の一生、はては宇宙の誕生など、その観測はとても重要なものになると思います。
地球から 640光年のベテルギウスが、もし、超新星爆発をおこしたら、地球からも、満月くらいの大きさで、昼間でも見えるそうです。
なんかそんな SF 小説とかありましたねえ、月が 2つある・・・
で、その時の地球への影響は、ほとんど無いと予測されていて、多少、オゾン層が傷つくかも知れないけれど、それで惑星や生命体が傷つくことはないそうです。
ただし、近年では〔指向性〕が指摘されていて、万が一、地球の方を向いて爆発したとしたら、その影響は未知数だそうですが、まあ、その時はその時ですね(笑)
2010.01.03
(http://natsunokoibito.blog.fc2.com/blog-entry-624.html )
(抜粋)
冬の夜空で、とにかく目立つのは〔オリオン座〕です。
写真の中央の下に、行儀よく並んだ 3つ星がありますね。
これが目印で、すぐに見つけられると思いますが、この星座は思ったよりもずっと大きく見えると思います。
とても華やかな感じがする星座で、3つ星の少し左側にベテルギウス、3つ星の少し右側にリゲルという明るい星を含むそれらの形が、私にはチョウが羽を広げているように見えるのですけれども、ギリシャ人は、力の強い狩人を描きました。
勇者オリオンの右肩にある〔ベテルギウス〕と、こいぬ座の〔プロキオン〕、そして、おおいぬ座の〔シリウス〕の 3つの明るい星を結んだのが〔冬の大三角〕です。
この〔ベテルギウス〕は超巨大な星(恒星)で、地球から見た大きさ(視直径)としては太陽に次ぐ 2番目に大きく、上の〔太陽系〕の図の、太陽の位置にベテルギウスを置いてみると、なんと、木星の軌道の近くにまで達するそうです。デカッ!!!
ベテルギウスは 1836年に発見された〔脈動変光星〕です。
脈動というのは、膨張や収縮、膨らんだり縮んだりしているということで、そのために明るさが常に変化していました。
その姿を、1995年にハッブル宇宙望遠鏡が撮影しているのですが、それは太陽以外の恒星の写真としては初めてだそうです。
その写真もアップしようと思ったのですが、太陽の写真とあまり変わらないので、つまんないから止めました(笑)
オリオン座は、肉眼では見えませんが、ガスやちりが大量に漂う、星雲地帯にあります。
大小の〇が 2 つありますね。それぞれの色の場所の拡大です。
M42 の左上の方にはウルトラマンの故郷である「M 78」星雲もあります(笑)
これらの星雲は、まるで星の生産工場ででもあるかのように、恒星が産まれたり、超新星爆発をおこしたりしています。
〔ベテルギウス〕もそんな工場地帯にあるので、重量が太陽の 20倍と、非常に重く、メタボだと長生きしないと言われるように(笑)太陽がすでに 46億歳なのに比べると極端に短命で、まだ数百万歳なのにもかかわらず(笑)どうやら臨終の床についた、らしいのです。
らしい、というのは、なにしろ地球から 640光年も離れているし、大星雲地帯にあるし、とにかく今まで望遠鏡でつぶさに観測したことがなかった現象ですから、それが明日なのか、あるいは数万年後なのか、特定できないのだそうです。
でも、なにやらここで NASA の発表によると、超新星爆発へと向かう兆候が観測されているのだそうです。
ベテルギウスはハッブル宇宙望遠鏡で捕えられる距離なので、恒星の一生、はては宇宙の誕生など、その観測はとても重要なものになると思います。
地球から 640光年のベテルギウスが、もし、超新星爆発をおこしたら、地球からも、満月くらいの大きさで、昼間でも見えるそうです。
なんかそんな SF 小説とかありましたねえ、月が 2つある・・・
で、その時の地球への影響は、ほとんど無いと予測されていて、多少、オゾン層が傷つくかも知れないけれど、それで惑星や生命体が傷つくことはないそうです。
ただし、近年では〔指向性〕が指摘されていて、万が一、地球の方を向いて爆発したとしたら、その影響は未知数だそうですが、まあ、その時はその時ですね(笑)
オリオン座のベテルギウスに異変
超新星爆発の前兆か 天文学者
2019.12.27
(https://www.cnn.co.jp/fringe/35147489.html )
オリオン座のベテルギウスが過去数カ月で急激に明るさを失っていることが観測された
/ESA/Herschel/PACS/L. Decin et al.
冬の夜空に赤く輝くオリオン座のベテルギウスが、この数カ月間で急激にその明るさを失っているとする観測結果がこのほど発表された。
天文学者らは超新星爆発を起こす前触れの可能性があると指摘している。
ベテルギウスに関する論文を(2019年)12月 8日に発表した米ビラノバ大学のエド・ガイナン教授は、CNNの取材に答え、ベテルギウスの明るさが(2019年)10月以降著しく低下していると述べた。
現在は通常時の 2.5分の1 程度の明るさで、夜空の星の中で 23番目前後の順位に下がった。
一時期は 9番目に明るい星だったという。
ガイナン氏らのチームは、ベテルギウスを 1980年から継続的に観測している。
過去 50年間でこれほど急激に暗くなったことはないため、何か尋常でない事態が起きようとしている可能性があると考えられる。
ガイナン氏は超新星爆発に向かう段階にあることを示唆したが、そうした動きは星の深層部で起こる。
極めて巨大なベテルギウスの場合、観測によってその過程を明らかにするのは不可能だ。
ベテルギウスは地球からの距離が約 700光年と、太陽系を含む銀河系の中でかなり近くにある恒星の 1つ。
誕生から 900万年ほどが経過しているとされる。
通常、このサイズの星が 1000万年を超えて存在し続けることはなく、今後 20万~30万年の間に超新星爆発を起こしてその一生を終えるとガイナン氏は見ている。
これまでにもベテルギウスは一定の周期で明るさを変えていたが、今回は過去数年と比べ劇的なペースで輝きを失っている。
数学モデルに従えば(2020年)1月半ばには暗くなる周期が終了するものの、ガイナン氏によると再び明るくなるかどうかは必ずしも断定できないという。
実際に超新星爆発が起きれば、昼でも肉眼で見えるくらいの明るさになるとガイナン氏は指摘。
そのときは赤かったベテルギウスが青い光となって 3~4カ月輝き続ける。
完全に消えるまでには、およそ 1年かかるとみられる。
爆発で地球の生命に直接危険が及ぶことはないが、放射された紫外線が大気中のオゾン層を破壊する可能性がある。
超新星爆発の前兆か 天文学者
2019.12.27
(https://www.cnn.co.jp/fringe/35147489.html )
オリオン座のベテルギウスが過去数カ月で急激に明るさを失っていることが観測された
/ESA/Herschel/PACS/L. Decin et al.
冬の夜空に赤く輝くオリオン座のベテルギウスが、この数カ月間で急激にその明るさを失っているとする観測結果がこのほど発表された。
天文学者らは超新星爆発を起こす前触れの可能性があると指摘している。
ベテルギウスに関する論文を(2019年)12月 8日に発表した米ビラノバ大学のエド・ガイナン教授は、CNNの取材に答え、ベテルギウスの明るさが(2019年)10月以降著しく低下していると述べた。
現在は通常時の 2.5分の1 程度の明るさで、夜空の星の中で 23番目前後の順位に下がった。
一時期は 9番目に明るい星だったという。
ガイナン氏らのチームは、ベテルギウスを 1980年から継続的に観測している。
過去 50年間でこれほど急激に暗くなったことはないため、何か尋常でない事態が起きようとしている可能性があると考えられる。
ガイナン氏は超新星爆発に向かう段階にあることを示唆したが、そうした動きは星の深層部で起こる。
極めて巨大なベテルギウスの場合、観測によってその過程を明らかにするのは不可能だ。
ベテルギウスは地球からの距離が約 700光年と、太陽系を含む銀河系の中でかなり近くにある恒星の 1つ。
誕生から 900万年ほどが経過しているとされる。
通常、このサイズの星が 1000万年を超えて存在し続けることはなく、今後 20万~30万年の間に超新星爆発を起こしてその一生を終えるとガイナン氏は見ている。
これまでにもベテルギウスは一定の周期で明るさを変えていたが、今回は過去数年と比べ劇的なペースで輝きを失っている。
数学モデルに従えば(2020年)1月半ばには暗くなる周期が終了するものの、ガイナン氏によると再び明るくなるかどうかは必ずしも断定できないという。
実際に超新星爆発が起きれば、昼でも肉眼で見えるくらいの明るさになるとガイナン氏は指摘。
そのときは赤かったベテルギウスが青い光となって 3~4カ月輝き続ける。
完全に消えるまでには、およそ 1年かかるとみられる。
爆発で地球の生命に直接危険が及ぶことはないが、放射された紫外線が大気中のオゾン層を破壊する可能性がある。
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