SSブログ

◆ コロナウィルスを恐れるか、経済崩壊を恐れるか、それが問題だ・・・ [  ◆ 武漢ウイルス]





ロックダウンもマスクもなし
スウェーデンのコロナ対策
国民疲弊回避

2020.10.22
(https://www.sankei.com/world/news/201022/wor2010220019-n1.html )

新型コロナウイルス感染の「第2波」が見舞われる欧州で各国が外出や経済活動の制限に乗り出す中、北欧スウェーデンが厳しい行動規制を設けない独自の路線を貫いている。

マスクの着用も推奨していない。

緩やかな措置を続ける背景には、ウイルスとの長期戦のため、国民を疲弊させないとの戦略があるという。(ストックホルム 板東和正)


「私らの国では、多くの国民がマスクを1度も着用したことがないと思う」

スウェーデンの首都、ストックホルム市内の地下鉄の構内でマスクをつけずにいた市民の男性(42)がそう語った。

言葉通り、駅構内や電車の車両内だけでなく、市中心部の店舗内で、マスクを着用する市民の姿はほとんどみられない。

マスクをしなければ罰金を科されることもある他の欧州諸国と別世界のような光景だ。


スウェーデンは新型コロナ感染の「第1波」が欧州で広がった今春、ロックダウン(都市封鎖)を採用しない対策で注目された。

マスク着用については、欧州の市民が慣れていないことも政府側が考慮した上で、「(着用時に)必要以上に顔に触れば、感染リスクになる」などと判断し、義務化や推奨を見送った。


英調査会社ユーガブによると、英仏やイタリアのマスク着用率は76~88%に上るのに対し、スウェーデンはわずか 9%だ。


ストックホルム市の会社員、ズロ・ザッターストームさん(33)は「政府は国民に無理をさせないことを最優先にしている」とし、マスク着用には「強制して国民にストレスを与えないようにしている」と推察した。


ストックホルム中心部のカフェを訪れると、「ソーシャルディスタンス(社会的距離)を守ろう」との張り紙が店内で目についた。

一部の席を使用禁止するなどの対応はとられていないが、客は空席を間において座り、勉強や仕事をしていた。


欧州では再び飲食店の営業規制などに乗り出す国もあるが、スウェーデンは新型コロナ流行下でもレストランの営業を認め続けている。

一時要請された学校の閉鎖も高校・大学に限定。

主な対策は 50人以上の集会の禁止や社会的距離の確保、自宅勤務の勧告などにとどめている。


カフェにいた大学職員の女性(38)は
「スウェーデンの夫婦の大半は共働き。小学校が休校されたら娘は自宅で孤独な時間が増える」
と打ち明け、政府の対応に賛意を示した。


現地メディアによると、国民の半数以上が政府の対策を支持している。

理由の多くは、外出制限や小中学校の休校などを避けたことで、家庭環境の悪化や経済への致命的な打撃を防げたとの評価だ。


政府が緩やかな感染防止措置を重視するのは
「(新型コロナとの戦いが)短距離走ではなく、マラソン」(政府の対策を指揮する疫学者、アンデシュ・テグネル氏)
との考えからだ。

地元のカロリンスカ研究所のヨナス・ルドビクソン教授(疫学)は
「厳しい措置で国民を疲れさせてしまうと規制を守り続けることが難しくなり、感染拡大につながる」
と解説した。


欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、21日までの 14日間の 10万人当たりの新規感染者数では、外出制限をした英国やフランス、スペインが 300人を超える一方、スウェーデンは 100人未満。

国民の自主性を重んじ、最低限のルールで感染拡大を抑えるのに一定程度、成功したともいえる。


ただ、スウェーデンより厳しい措置をとるノルウェーやフィンランドといった周辺の北欧諸国と比べると 10万人当たりの感染者数は多い。

スウェーデンの累積感染者(約 10万人)と死者(約 6000人)は日本を上回ってもいる。


「(緩やかな措置で)感染しないか不安はある。ただ、表だって口にしにくい雰囲気もある」。

カフェの店員はそうも漏らした。


地元の科学者ら 2000人以上は今年 3月、政府に厳しい制限措置を求める誓願に署名した。

署名した感染症学者、セシリア・セーデルベリ・ナウクレル教授は「外出制限などを実施していれば、数千人の命が助かったとの分析がある」と語り、政府の対応に疑問を呈した。


ストックホルム市内で走る電車の車両。大半の市民がマスクを着用していなかった=20日(板東和正撮影)
ストックホルム市内で走る電車の車両
大半の市民がマスクを着用していなかった=20日板東和正撮影






マスク着用にノーを貫く、
スウェーデンの新型コロナ対策

2020.09.09
(https://www.afpbb.com/articles/-/3302708 )

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の初めの数か月間、スウェーデンはロックダウン(都市封鎖)を行わなかったことで世界の注目を集めた。

そして今また、感染予防のために奨励されているマスク着用を拒否する立場を固持している。


混雑した場所で口や鼻を覆うことを世界の大半の国が受け入れている一方、スウェーデンではバスや地下鉄の乗客、食料品の買い物客、登校する生徒たちの中にマスク姿はほとんど見られない。


スウェーデンの公衆衛生当局は、マスクは社会全体に使用を奨励するほどウイルスの感染抑制効果がなく、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)と手洗いを順守することの方が重要だと主張している。


ストックホルムの流行の中心地、セーデルマルム地区で色とりどりの布製マスクを売る店「フローケン・ソット」のオーナー、ジェニー・オルソンさんは「ちょっと変だと思います。スウェーデンは小さな国なのに、自分たちは他の国より知恵があると思っている。とても変です」と語る。


新型コロナウイルスによるスウェーデンの 100万人当たりの死者数は 575人と世界で 7番目に多い。

主に流行初期に高齢者施設の利用者を守ることができなかったことが大きい。


この国では学校や会社、カフェやレストランなどを閉鎖せずに感染拡大を招き、市中感染が常に高水準で発生している。


一方でフランス、オランダ、ドイツ、ベルギー、スペイン、イタリアなど欧州の多数の国で感染が再増加しているのと対照的に、スウェーデンの感染者数は望ましい減少方向に向かっているように見える。


1日当たりの死者数は 4月にピークとなった後、現在は 2、3人となり、新規感染者数は 6月初めから着実に減少している。

患者 1人から感染が広がる人数を示す実効再生産数は、7月初めから 1未満に抑えられている。


ストックホルム
スウェーデン・ストックホルムの通りを行き交う人々2020年8月31日撮影)。
(c)Tom LITTLE / AFP



科学を信頼?


好ましい傾向にある今、スウェーデンの公衆衛生当局はマスクに対する立場も含め、自国の戦略を変える理由はないとしている。


政府の感染症対策を率いる疫学者のアンデシュ・テグネル氏は、ウイルスに対するマスクの感染拡大抑制効果は科学的に証明されておらず、ずさんな使用では益よりも害をもたらしかねないと指摘する。

同氏は最近、記者団に「少なくとも3つの膨大なページ数の報告書が、世界保健機関(WHO)、欧州疾病予防管理センター(ECDC)、WHOが引用した英医学誌ランセットから発表されており、そのすべてが科学的証拠は弱いとしている。われわれが独自の評価を実施したのではない」と語った。


英バーミンガム大学応用衛生研究所の所長で疫学者のKK・チェン氏はAFPの取材に、そのような論法は「無責任」で「意固地」だと述べ、スウェーデンに戦略を変えるよう呼び掛けている。

「もしも彼が間違っていたら、命が犠牲になる。だが、私が間違っていたとしても、何の害もない」


しかしテグネル氏は、高齢者施設での予防策が改善され、また発症した人の自宅待機に加え、在宅勤務やソーシャル・ディスタンシングが順守されているために、スウェーデンの感染者数は減少していると語った。


医師と研究者 23人から成るグループは 6月、日刊紙アフトンブラデットに掲載された論説で、テグネル氏と公衆衛生当局に対してマスク非着用の方針を再考するよう求めた。

それ以降、同グループやそれ以外からもたびたびこうした要請が発せられている。


テグネル氏はそのたびに、公衆衛生当局はこの問題を「注視」しており、必要となれば導入すると答えている。(c)AFP/Pia OHLIN and Tom LITTLE





サウスダコタ州知事のわが闘争
2020.09.20
(https://indeep.jp/south-dakota-america-s-sweden/ )


サウスダコタ州の位置


サウスダコタ : アメリカのスウェーデン
AIER米国経済研究所) 

2020.09.17
(https://www.aier.org/article/south-dakota-americas-sweden/ )


サウスダコタ州のクリスティ・ノエム知事


現在のサウスダコタ州を見ていると、サウスダコタにあるラシュモア山の、この国に自由と希望の価値を植え付けた 4人のアメリカ大統領の顔を思い起こさせる。


現在、アメリカは激動するコロナウイルスの時代に攻撃されている。


アメリカで行われたロックダウンは、私たちアメリカ人が神聖であると信じていた中心的な価値観、それは集会と移動の自由、旅行、仕事、消費、娯楽などの権利といった、要するに私たちが幸福を追求する権利を破壊してしまったのだ。


しかし、その中で、サウスダコタ州知事のクリスティ・ノエムの指揮のもと、この州だけは、自由主義の要塞を保ち、地元の政治家たちからも圧倒的な理解と保護を得られている。


そして興味深いことにサウスダコタ州の政策はスウェーデンと同じ価値観とアプローチの多くを反映しておりどちらも偶然にしても新型コロナウイルス感染症の結果に対して肯定的な結果を経験しているのだ


ノエム知事は、カリフォルニアやイギリスのような場所で見られる厳格なコロナウイルス対策指示を拒否し、ほとんど何もしないアプローチを支持している。


同様の意味で、スウェーデンの国家疫学者であるアンダース・テグネル氏は、EUからの強い圧力にもかかわらず、ロックダウン状態に陥ることのない、社会がリラックスした状態での新型コロナウイルス対応を打ち出した。


スウェーデンの憲法は、専門家機関への政治家の介入を禁止しており、専門家機関は政治家に代わり、非侵襲的な勧告を公衆に提供することを担当している。


サウスダコタ州とスウェーデンでのコロナウイルス反応は、本質的に一貫して「何にも介入しない」ものであり、個人の信頼と常識を市民の選択に向けさせている。


パンデミックの発生時に、ノエム知事は 3月16日に一時、学校を閉鎖するなど、最初はいくつかの制限を要求し、また、一時は、社会的距離を奨励し、ノエム知事は他の州の一般的な政策理念に同調したが、彼女がそれに不快を感じていたことは、想像に難くない。


4月になり、すぐにノエム知事は、最初の勧告を撤回した。


また、早い時期には、65歳以上の高齢者の強制在宅計画を導入したが、すぐに廃止した。

それ以降、彼女は、外出自粛や移動の制限を命令したことは一度もなく、マスクの着用、集会、教会の集まり、保育所、仕事、または旅行の禁止を命じたこともない。


ノエム知事は次のように述べている。

「このウイルスへの私のアプローチは、サウスダコタの住人の方々に、私が持ち得るすべての情報を提供し、自身とその家族のために最善の決定をする自由を行使することを、住民の方々の信頼に任せるということでした」


ノエム知事は、必要に応じての適切な衛生観念と、ある程度の社会的距離など常識的な行動を促し、あとは市民の信頼に任せた。


ノエム知事はまた、子どもたちにはマスクは必要はないと考えている。

というより、「子どものマスクは危険だ」として、マスクが子どもたちにより多くの問題を引き起こすことを心配している。


マスクについての考え方も、スウェーデンと似ている。

スウェーデンの保健当局者は、マスクの有効性を支持する科学的証拠が不足していることなどから、「マスクは着用べきではない」という立場を取っている。


それにも関わらず、サウスダコタ州とスウェーデンでは、新型コロナウイルスのパンデミックに対する一般的に見れば「自由放任すぎる」主義の対応にもかかわらず、近隣の州や国と比べて、それぞれ低い感染率と死亡率が観察されている。


症例数は増加傾向にあるが、死亡率は依然として低く、そして両国の経済は好調なままだ。








経済とGDP


より多くの経済的および財務的データが明らかになるにつれて、サウスダコタ州とスウェーデンの両方の経済的勝利が明らかになりつつある。


この時点で決定的な結論を出すことはできないにしても、今でも厳格な規制を課している国や地域が、そうしなかった国や地域より大きな経済的困難に直面していることはかなり明白となっている。


アメリカ経済分析局は、第 1四半期に、サウスダコタ州の GDP が他の州と比較して、その減少率が、アメリカで 2番目に低い 2.2%だっことを見出した。

このパーセンテージは、米国の第1四半期の GDP 低下である 5%、あるいは第 2四半期の推定値よりも低い。


スウェーデンは、完全なロックダウンをしないと発表した後、第 1四半期の GDP は 0.1%増加した。


2020年 1年間のスウェーデンの GDP 成長率は、推計値として -5.3%から -7.8%の間になると予測されており、スウェーデンもまた経済的影響を受けている。

しかし、これらの予測は、Covid の制限が厳しい他の国の予測よりも懸念が少ない。


米国の GDP は約 7.3〜 8.5%減少し、英国は悲惨な数値といえる 11〜 14%減少すると予測されている。

4月から 6月の間​​に、スウェーデンの経済は 8.6%縮小したが、これは、欧州連合の 11.6%、スペインの 18.5%、フランスの 13.8%を下回っている。


雇 用


サウスダコタ州では、労働市場も回復し、失業率は一貫してアメリカの全国平均を下回っている。

パンデミック前の求人のピーク以来、求人は 4.7%増加した。

特に、サウスダコタ州は、どの地域でも最も低所得である人々の層の失業がなかった。


サウスダコタ州の失業率は、4月に 10.9%で最高に達したが、7月には 6%に低下した。

米国の失業率のピークである 14.7%やカリフォルニア州の失業率 16.4%とはかけ離れた数値だ。








観 光


他の州では観光業が大幅に減速しているが、サウスダコタ州では、モンタナ州とワイオミング州に次ぐ国内予約の減少が 3番目に少なくなっている。

ノエム知事は、都市生活は完璧ではないと述べ、世界中の人々にサウスダコタ州を訪問するように呼びかけた。


サウスダコタ州と異なり、ワシントン州、オレゴン州、メイン州、ニューヨーク州、カリフォルニア州、アイダホ州などは、州全体でのステイ・アット・ホーム命令や屋内でのマスク着用など、多くのコロナウイルス対策の制限ポリシーを実装することを選択したが、それでも、1人あたりの症例数と死亡数は高くなっている。


サウスダコタ州は人口密度が低いために、感染の数字が低いという可能性もあるにしても、人口密度が低い他の州、たとえばオレゴン州、メイン州、アイダホ州では、経済的状況が悪化し続けている。


オレゴン州とアイダホ州は、サウスダコタ州と比較して、Covid-19 症例率がほぼ 2倍で、死亡率もほぼ 2倍以上となっている。

オレゴン州の第1四半期の GDP は4.4%減少し、アイダホ州は 4.1%減少した。


これらの結果を見ても、個人のリスク評価を促進するために、地域情報の収集と普及を奨励すること、そして本当に自分自身を守るために本当に脆弱な人々の保護を奨励することは、他の米国の州と比較して、サウスダコタおよびスウェーデンでは、より良い経済的および社会的結果を生み出している。


ロックダウンは莫大な経済的および社会的コストを招いたことが認識されておりそれは時間の経過と共にますます明らかになりつつある

大量の長期の失業者を作り出し資本と企業の取り返しのつかない破壊をもたらし離婚率は上昇し、 子どもと配偶者への虐待が増加し、 アルコール中毒や薬物乱用を増加させそして自殺率を増加させている


経済分析局は、アメリカの 2020年第 2四半期の GDP が驚異的な数値である 32.9%の減少になると推定している。



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。