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◆ 中国ロケットの残骸、8日か9日に地球落下、過去に前例あり [  ◆ 中国共産党一党独裁国家]

制御不能のロケット
被害可能性は極めて低い
中国が見解

2021.05.07
(www.afpbb.com/articles/-/3345676 )

中国は7日、大気圏に再突入する自国のロケットによる被害が発生する可能性は「極めて低い」との見解を示した。

米国はこれに先立ち、同ロケットが人の住む場所に落下する恐れがあると警鐘を鳴らしていた。


米軍の専門家らは、中国の大型ロケット「長征5号B(Long March 5B)」の機体8日か9日に大気圏に再突入する見通しを示した上で、具体的な場所や時刻を予測するのは困難だとして注意を促している。


これに対し中国政府は、危険性を重大視しない姿勢を示した。


外務省の汪文斌(Wang Wenbin)報道官は、ロケット部品の大多数が大気圏への再突入時に燃え尽きるだろうとして、「空の便や陸上(の人や活動)に損害を与える確率は極めて低い」と断言。

状況については、当局が「適時公表する」と述べた。


中国は米欧やロシアに倣い、国際的威信と技術力を示すため宇宙探査に巨額の予算をつぎ込んでいる。(c)AFP/Ludovic EHRET



中国の長征5号B
中国・海南島の文昌衛星発射センターに設置された、宇宙ステーションの
コアモジュール「天和」を搭載したロケット「長征5号B」(2021年4月23日撮影)。
(c)STR / China News Service (CNS) / AFP




中国ロケットの残骸近く地球落下へ
過去に前例あり

2021.05.06
(www.cnn.co.jp/fringe/35170315.html )

ワシントン(CNN)御不能になった中国のロケットが今週末、地球の大気圏に再突入する。

懸念すべき状況ではあるが、前例がないわけではない


宇宙ゴミは昨年を含め、過去に何度も地球上に落下したことがある。

こうしたゴミが地球に落下すると聞くと不安になるものの、一般的には個人の安全に及ぼす脅威はほとんどない。

ハーバード大天体物理学センターのジョナサン・マクダウェル氏はCNNに対し、「この世の終わりではない」と指摘する。


それでも今回の件は、宇宙ゴミや制御不能状態での再突入に関して新たな疑問を生んでいる。

どんな予防措置を取る必要があるのか、そもそも予防措置を取る必要があるのかという疑問の声も改めて上がっている。


以下に知っておく必要がある点を挙げる。


制御不能になった宇宙ゴミの落下はどの程度の頻度で起きるのか?


大半の宇宙ゴミ地表に衝突する前に地球の大気で燃え尽きる

しかし、ロケットのような大型の物体一部が再突入時に燃え残り人の住む地域に到達する可能性がある。


昨年には、史上最大規模の制御不能になった宇宙ゴミが米ロサンゼルスとニューヨーク市セントラルパークの上空を通過し、大西洋に着水した。

この宇宙ゴミ20トン近い重さで、中国のロケットの1段目コアステージが空になったものだった

制御不能状態で地球に落下する宇宙ゴミとしては1991年以降で最大で、歴史上で見ても4番目の規模となった。


これより規模が大きい宇宙ゴミは、1979年に落下した米航空宇宙局(NASA)の宇宙ステーション「スカイラブ」と、1975年に落下したスカイラブのロケットステージ、1991年に落下した旧ソ連の「サリュート7」の一部のみ。

スペースシャトル「コロンビア」も2003年の地球帰還時にNASAが制御を失ったため、このリストに追加して良いだろう。


宇宙にはどれくらいの数のゴミが浮遊しているのか?


膨大な数だ

我々の上空には9000トン以上の宇宙ゴミが漂っており、これはスクールバス720台分の重さに相当する。

数にして数十万個、ひょっとしたら数百万個の物体が制御不能状態で軌道を周回している計算になる。

その中には使用済みのロケットブースターや寿命を終えた人工衛星、軍による対衛星ミサイル実験で生じた残骸などが含まれる。


宇宙に規則はあるのか?


1967年に宇宙条約が締結された時、宇宙に進出していた政府は2つだけだった。

同条約は今なお、外宇宙における活動を規制する主要な国際文書となっている。


現在では宇宙飛行を行う国や企業が増え、規制当局はジレンマに直面している。

当局は無法地帯は作りたくないが、宇宙空間で他国の優位性が高まる可能性への懸念から、新規則の導入には消極的だ。


中国のロケットはいつどこで大気圏に再突入するのか?


米国防総省のハワード報道官によると、中国の大型ロケット「長征5号B」は「5月8日ごろ」に地球の大気圏に突入するとみられ、米宇宙軍が軌道を追跡しているという。

ロケットの正確な突入地点は数時間前まで特定できないが、第18宇宙管制飛行隊がウェブサイトを通じてロケットの位置に関する情報を毎日提供する見通し。


マクダウェル氏は、ロケットのスピードを考えると、残骸がどこへ向かうのかを正確に予測するのは不可能だと説明する。

状況が少しでも変われば、ロケットの軌道は大幅に変化する。

海に落下するというのが最も妥当な予想だが、それは単に海が地球の表面の大部分を占めているからだという。


バイデン政権は何と言っているのか?


ホワイトハウスのサキ報道官は5日、ロケットによる損害が発生した場合に中国に補償を求めるかどうか明言せず、「現時点ではその考えはない。我々は米宇宙軍を通じてロケットの位置を確実に追跡しており、そうした結果に対処することがなくて済むよう望んでいる」と語った。


国防総省報道官はCNNの取材に、米軍はロケットの破壊を目的とした運動エネルギーによる攻撃の選択肢は検討していないと述べた。

米国は以前、大気圏に突入する残骸を撃ち落とす能力を実証したことがある。


国防総省のカービー報道官は5日、宇宙軍がロケットを追跡していることを明らかにしつつも、「落下地点についてより正確に把握できるまで、対処方法を検討するのは時期尚早だ」と述べた。


予防措置を取る必要があるのか?


その必要はないと、マクダウェル氏は語る。

「何らかの被害が生じたり、誰かに当たったりするリスクは非常に小さい。皆無ではなく、可能性はあるが、あなたに当たる可能性はものすごく小さい。私としては、自分に脅威が及ぶという心配で眠れなくなることは1秒もないだろう」

「心配すべきもっと重大なことがある」



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