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◆ 第4章 (6) 古代や中世に固着する東アジア [  ❒ 新しい神の国(古田博司著)]


THE AMITY AFICTION ~ Open Letter  (2013)



古田博司著新しい神の国

第4章 日本文明圏の再考


6. 古代や中世に固着する東アジア


わが国は英米によって一度征服され、国民は現実の冷酷さを見にしみて味わったはずである。

ところが日本のマスメディアはそこから現実性を学ぶことなく、現在も「左の大本営」のごとき幻想の写実に邁進している。


再度言うが、中韓は日本の見方などにはならない。

彼らには、日本より自らが道徳的に優れているという中華思想があり、戦ってもいない日本に勝ったという建国独立の偽史がある。

近代化の失敗を反日で塗りこめる見栄が旺盛であり、宗族の欲望せしめる独裁の野心からいまだ己を解き放つことができないでいるのである。


日本には中国の『論語』や『孫子』を尊敬する会社経営者の方がいらっしゃる。

しかしそれらが、古代エジプト文明のようなシナの古代遺産であり、現代の中国人とはなんらの関係がないことに是非思い至っていただきたいと思う。

   (↑)  そうそう!! 5千年の歴史のエジプトもインドも中国も、
      庶民はいまだに裸はだしで暮らしていたり・・・
      どうして文明の発祥地とされる場所あたりは、そうなんだろうと、
      いつも思います。 


彼らの中世や近世は、その古代遺産の文物の反芻であり、その後共産主義による人心の荒廃をもって終わったのである。


近代文芸を代表する者といえば、日本帰りの魯迅くらいしかいない。

あるいは老舎や巴金も加えたいという方がおられるやもしれぬが、あれはわが国の文芸レベルで言えば、大正の1920年代の私小説、たとえば宇野浩二や中村輝夫ていどであろう。


加えて日本には、韓流「チャングムの誓い」が大好きな若者や中年の方々もおられる。

王様と身分違いの料理人が対話してしまうという幻想は、わが国で水戸のご老公が全国を漫遊してしまうのと同じである。


あんなに民主的な李朝であったならば、日本の植民地になり近代化をイロハから学ぶ必要もなかったであろう。

背後には、日本植民地時代を圧制と暴虐と呻吟の時代だと決めつけ、日本が来なければあんなにも李朝は素晴らしかったのだという、野放図であっけらかんとしたナルシシズムの偽史がある。


ハーバード大学のカーター・J・エッカート教授が、それならば戦後なぜ韓国で速やかに起業家が立ち上がれたのかと、現実性ゆたかな提言を行ったのだが、韓国では無視されたまま今日に至っている
  (『日本帝国の申し子高敞の金一族と
   韓国資本主義の植民地紀元 1876-1945』草思社、2004年)。


筆者は別にチャングムを見るなと言っているのではない。

頭の中の虚構を現実化する中華文明圏の人々は、われわれ写実性の民とは異なるのであり、その点注意して見てほしいものだと願っているのである。


近未来、これからの東アジアは、竹島・靖国・教科書・油田盗掘などの近過去がそうであったように、ランド・パワーの中華文明圏と、シー・パワーの日本文明圏との衝突が繰り返され、さまざまな火花が散ることであろう。

   (↑)  はい、この本が発行された6年後の2013年にも散ってますw


一方、わが国には愛国の季節が訪れ、われわれは静かな愛国心が桜花靉靆(あいたい)として緑陰の間に広がりゆくのを見ることになるだろう。(←  まさに!!)


願わくは、写実の民が現実に目覚め、大本営の悪夢を二度と繰り返さぬことを、現実性と写実性との狭間でさらに自国の文明を豊かにして行くことを。



[ふらふら]
久し振りのお喋り(^^;

  >願わくは、写実の民が現実に目覚め、
     大本営の悪夢を二度と繰り返さぬことを 

いやあ・・・前にもどこかに書いたと思いますけど、形状記憶合金。ある温度で、ある形を記憶させると、別の形になってしまっても、記憶させた時の温度に入れると、元の形になるというものですね。


私はそれが人間の脳にもあるんじゃないかと思うのは、一度、何かに失敗して、再びその時と同じ状態に出くわしたとき、失敗を思い出して回避すると思いきや、同じ失敗を繰り返しやすいという統計があるのです。 


自民党が政権を奪回して、日に日に影に追いやられている民主党、そしてそのバックボーン。彼らは、今、必死です。安倍首相を叩き潰し、福田首相を叩き落とし、麻生首相をコキ落ろした、あの時と同じような偏向・捏造・工作情報が入り乱れてますね。


原子力発電問題。そしてTPP。かなり注意しないと、煽り工作に、まんまと引っ掛かってるブログなどがいっぱいあります。


先日、ニュースステーションだったかな、古舘さんの。福島の除染を特集していて、「元の状態に返して貰いたい」といった主旨を前面に出していましたが、その「元の状態」の数値って、いくつだったの? と私は思ったのですけれど、ついに、出ませんでした。 


私は覚えてますよ。あの時、福島原発のプルトニウムと一緒に、1950年代、1960年代に、ソ連、アメリカ、フランス、中国が核実験をジャカスカやった時のプルトニウムが発見されたのを。 


それがなくても、自然由来、太陽フレア由来の放射能が普通にある。
つまり、元の状態でも「0」ではないのです。(←地球上、全部が)


そして、この2月28日に、世界保健機関(WHO)が、福島はなんら問題がないという発表をし、その 1 カ月ほど前に国連が、除染に使っている費用は無駄なので、復旧・復興に振り分けた方がいいという発表をしたのを、マスコミは、日経以外には取り上げていませんね。 


それから、TPPの“交渉”に、参加のニュース。反対だというブログの多くに、決まって書かれているのが「アメリカは世界制覇を狙っている」。 だけど「TPP」って「環太平洋」 だし・・・ ああ!! あの人たちの”世界”って、朝鮮半島と中国だけだったのを 「日本音楽産業は何を発展させたか」で書きましたっけwwwだけど韓国も中国も参加しませんよw


それと、まだ民主党政権の時に、自民党は
「(そんなあやふやなままで)参加は、断固、反対」
   (ちゃんと議論してから、という意味) 
と掲げていたのですが、それを今頃、引っ張り出して来て、
「それがコロッと変わって参加とは。それでも安倍首相を信じられますか?」 
なんてのがいっぱいあって、みんな同じポスターを貼ってる。バレバレwww 


TPPで一番問題なのは「農業」で、農協が強烈に反対してますが、そこに共産党がペタッと貼りついてるのを知ってますか?


日本の共産党というのは、イマイチ、何をやりたいのか分かりませんね。中国みたいに農地を共産党の所有にしたいんでしょうか。個別の農家支援じゃ、共産主義ではなく、資本主義だしw


余談はともかく、現在、日本の農業は39%です。
しかもその大半が60歳以上。
放っておいても消滅です。 


TPPに参加することになったとしたら、大改革が必要でしょう。セブンアイホールディングスがやってるみたいな契約農家制にして、産物を集約して、輸出しましょう。後進国もどんどん発展してきている現在、中国の富裕層だって日本の農産物を買ってますからね。いっぺんに集約農業というのは、日本民族の特徴として無理だと思うので。 


外国の安物(!)と張り合うなんてチンケなことを言ってないで、世界でトップレベルの文明先進国はアメリカと日本だけだ、という現実を自負して、高級ブランド志向で行くべきです。


でも私は安いトマトでいいですけどね。ただし、中味は生長促進剤、皮は固くする薬品を、合わせて使ってるもんで爆発してる中国のトマトだのスイカだのなんてのは、いくら安くても遠慮するwww




新しい神の国 ☆ もくじ
(hawkmoon269.blog.ss-blog.jp/2019-11-11-1 )

第4章 日本文明圏の再考


1.中世朝鮮の墓暴き乱闘事件
2.宗族という異質な社会
3.靖国の誤解をただす
4.日本文明の写実性
5.現実性と写実性の狭間で
6.古代や中世に固着する東アジア



文明の衝突
◆ 日本は東アジアの一員じゃない


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