◆ 日本国内で反核を叫ぶことに、どれだけの効力があるのか?! [ ◆ 安全保障]
一番右の小さい「●」が広島に落とされた原子爆弾。
その次の「●」が長崎に落とされた原子爆弾。
その他は「核爆弾」
阿比留瑠比の極言御免
浮上する韓国ミサイルの脅威
2021.08.05
(www.sankei.com/article/20210805-KT6XVSFKVFKQBMUPBFDEJUG3PQ/ )
5月21日、米ホワイトハウスで昼食会に臨むバイデン大統領(右)と
韓国の文在寅大統領(バイデン氏のツイッターから、聯合=共同)
菅義偉政権が発足して来月で1年になるが、安倍晋三前首相が日本の抑止力向上のために打ち出した敵基地攻撃能力の保有に関する議論が、一向に進まない。
コロナ禍で政府に余裕がないのは分からないでもないが、公明党の頑迷な抵抗もあり、衆院選を目の前にして選挙協力を最優先する自民党側も声を上げない。
だが、本当に悠長に構えていていいのか。
先日、外交・安全保障に関わる政府高官と話した際、5月のバイデン米大統領と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領による米韓首脳会談について、マスコミはその重大性を報じていないとの指摘を受けた。
高官が問題視したのは、韓国のミサイル能力を制限する指針が撤廃されたことである。
これまでは韓国がミサイルを導入する際には射程800キロメートルまでという制限が設けられていたが、これが無制限となった。
韓国メディアは「米国にとって中国を牽制(けんせい)する効果が得られる」と報じたが、高官はこう語った。
「ミサイル指針撤廃については、米国から日本に事前に連絡がなかった。
これで韓国は、日本全域を網羅する長射程のミサイルも持てる。
だから日本と韓国がただちに戦争になるわけではないが、外交上は、力を持つ国が優位に立てる。
一方、日本は敵基地攻撃能力に関する議論すらない」
実際、来年3月の韓国大統領選の有力候補、革新系与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)・京畿道知事は指針撤廃に対して、「韓国のミサイル技術の最後の鎖が解かれた」と歓迎している。
李氏は、日本を「軍事的脅威」「敵性国家」と呼ぶ人物である。
くだんの高官は、日本の政治家もマスコミも、あまりに危機感がないと訴えていた。
そしてこの日本こそが敵だとみなす姿勢は、李氏だけのものではない。
文氏がかつて秘書室長として仕えた盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は、ラムズフェルド米国防長官(当時)との初会談で、「仮想敵国は日本だ」と言い放って同調を求め、米側をあきれさせた。
その後も盧政権は米国に同様の働きかけを続けたのである。
盧氏はまた、平成18年(2006年)7月には竹島(島根県隠岐の島町)近海で、韓国海洋警察庁の警備艇に、海上保安庁巡視船の撃沈も辞さない「危害射撃」を許可したこともある。
一触即発の危機だったのである。
韓国は日本と同じ米国の同盟国だからといって、安心できる国ではない。
そもそも、米韓同盟自体が非常に不安定になっている。
昨年12月3日の当欄でも紹介したように、東アジアの安全保障問題を専門とするローレス元米国防副次官はこう予言している。
「米韓同盟は2030年までには終焉(しゅうえん)を迎えることになるだろう」
「南北の朝鮮人は、米国が韓国との安全保障の枠組みから手を引けば、結束してこれまで以上に日本に対するあからさまな強硬姿勢を示すことになる」
有事に備えるというと、一般的には中国や北朝鮮が思い浮かぶだろうが、韓国だっていつどんなことを仕掛けてくるか分からない。
東京五輪でも、韓国選手団・マスコミによる東日本大震災からの復興を無にしようとするような反日的言動は目に余る。
砂に頭を突っ込み、身に迫る危機を見ないようにして安心する「ダチョウの平和」でやり過ごせる時代はとうに終わっている。
そのことを意識すべきだろう。
特に与党には、国民の生命、財産、自由に責任を持つ地に足の着いた政治を望みたい。(論説委員兼政治部編集委員)
文在寅政権で急増、大量破壊兵器転用物質流出
金額にして24倍
在韓米軍撤退も視野に風雲急な朝鮮半島
2019.08.22
(natsunokoibito.blog.fc2.com/blog-entry-4018.html )
浮上する韓国ミサイルの脅威
2021.08.05
(www.sankei.com/article/20210805-KT6XVSFKVFKQBMUPBFDEJUG3PQ/ )
5月21日、米ホワイトハウスで昼食会に臨むバイデン大統領(右)と
韓国の文在寅大統領(バイデン氏のツイッターから、聯合=共同)
菅義偉政権が発足して来月で1年になるが、安倍晋三前首相が日本の抑止力向上のために打ち出した敵基地攻撃能力の保有に関する議論が、一向に進まない。
コロナ禍で政府に余裕がないのは分からないでもないが、公明党の頑迷な抵抗もあり、衆院選を目の前にして選挙協力を最優先する自民党側も声を上げない。
だが、本当に悠長に構えていていいのか。
先日、外交・安全保障に関わる政府高官と話した際、5月のバイデン米大統領と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領による米韓首脳会談について、マスコミはその重大性を報じていないとの指摘を受けた。
高官が問題視したのは、韓国のミサイル能力を制限する指針が撤廃されたことである。
これまでは韓国がミサイルを導入する際には射程800キロメートルまでという制限が設けられていたが、これが無制限となった。
韓国メディアは「米国にとって中国を牽制(けんせい)する効果が得られる」と報じたが、高官はこう語った。
「ミサイル指針撤廃については、米国から日本に事前に連絡がなかった。
これで韓国は、日本全域を網羅する長射程のミサイルも持てる。
だから日本と韓国がただちに戦争になるわけではないが、外交上は、力を持つ国が優位に立てる。
一方、日本は敵基地攻撃能力に関する議論すらない」
実際、来年3月の韓国大統領選の有力候補、革新系与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)・京畿道知事は指針撤廃に対して、「韓国のミサイル技術の最後の鎖が解かれた」と歓迎している。
李氏は、日本を「軍事的脅威」「敵性国家」と呼ぶ人物である。
くだんの高官は、日本の政治家もマスコミも、あまりに危機感がないと訴えていた。
そしてこの日本こそが敵だとみなす姿勢は、李氏だけのものではない。
文氏がかつて秘書室長として仕えた盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は、ラムズフェルド米国防長官(当時)との初会談で、「仮想敵国は日本だ」と言い放って同調を求め、米側をあきれさせた。
その後も盧政権は米国に同様の働きかけを続けたのである。
盧氏はまた、平成18年(2006年)7月には竹島(島根県隠岐の島町)近海で、韓国海洋警察庁の警備艇に、海上保安庁巡視船の撃沈も辞さない「危害射撃」を許可したこともある。
一触即発の危機だったのである。
韓国は日本と同じ米国の同盟国だからといって、安心できる国ではない。
そもそも、米韓同盟自体が非常に不安定になっている。
昨年12月3日の当欄でも紹介したように、東アジアの安全保障問題を専門とするローレス元米国防副次官はこう予言している。
「米韓同盟は2030年までには終焉(しゅうえん)を迎えることになるだろう」
「南北の朝鮮人は、米国が韓国との安全保障の枠組みから手を引けば、結束してこれまで以上に日本に対するあからさまな強硬姿勢を示すことになる」
有事に備えるというと、一般的には中国や北朝鮮が思い浮かぶだろうが、韓国だっていつどんなことを仕掛けてくるか分からない。
東京五輪でも、韓国選手団・マスコミによる東日本大震災からの復興を無にしようとするような反日的言動は目に余る。
砂に頭を突っ込み、身に迫る危機を見ないようにして安心する「ダチョウの平和」でやり過ごせる時代はとうに終わっている。
そのことを意識すべきだろう。
特に与党には、国民の生命、財産、自由に責任を持つ地に足の着いた政治を望みたい。(論説委員兼政治部編集委員)
文在寅政権で急増、大量破壊兵器転用物質流出
金額にして24倍
在韓米軍撤退も視野に風雲急な朝鮮半島
2019.08.22
(natsunokoibito.blog.fc2.com/blog-entry-4018.html )
産経抄
8月7日
(www.sankei.com/article/20210807-P3Z7KF6FHZKYRDVF6JJYITMLAA/ )
6日朝、NHKテレビで広島市の平和記念公園で開かれた原爆死没者慰霊式・平和祈念式を見ていて、少々心がささくれた。
菅義偉首相があいさつ文を読み飛ばしたなどささいな問題についてではない。
NHKが長々と大写しにした有名な慰霊碑の碑文を、またもや読む羽目になったからである。
▼「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」。
米国が広島に原爆を投下したこの日に、毎年これを強調するのは何のためだろうか。
主語は書かれていないが、普通に読めば「日本が悪いことをしたので原爆被害に遭いましたが、反省したので安心してください」という意味にとれる。
▼広島市の説明によると、碑文の趣旨は「原爆の犠牲者に対して反核の平和を誓うのは、全世界の人々でなくてはならないというもの」だそうだが、それならはっきりと書けばいい。
曖昧な碑文からそう解読しろといわれても、まるで憲法学者の憲法解釈のように難しい。
▼東京裁判で被告全員無罪を主張したインドのパール判事は広島訪問の際に碑文を知り、「過ちは誰の行為を指しているのか。原爆を落とした者は日本人でない」と憤った。
インド国会では広島、長崎への原爆投下日に黙禱(もくとう)をささげるが、それは決して日本が「過ち」を犯したからではない。
▼実際、原爆投下を日本の「過ち」と受け取る日本人も珍しくない。
長崎市長を4期務めた本島等氏は平成10年(1998年)の小紙インタビューに語った。
「日本がアジア太平洋戦争などで行った数々の悪魔の所業を思うと、原爆投下は仕方なかったと言わざるを得ない」。
▼核兵器の非人道性を語り継いでいくためにも、原爆投下は日本の「過ち」だから仕方がないと思わせかねない碑は、撤去した方がいい。
8月7日
(www.sankei.com/article/20210807-P3Z7KF6FHZKYRDVF6JJYITMLAA/ )
6日朝、NHKテレビで広島市の平和記念公園で開かれた原爆死没者慰霊式・平和祈念式を見ていて、少々心がささくれた。
菅義偉首相があいさつ文を読み飛ばしたなどささいな問題についてではない。
NHKが長々と大写しにした有名な慰霊碑の碑文を、またもや読む羽目になったからである。
▼「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」。
米国が広島に原爆を投下したこの日に、毎年これを強調するのは何のためだろうか。
主語は書かれていないが、普通に読めば「日本が悪いことをしたので原爆被害に遭いましたが、反省したので安心してください」という意味にとれる。
▼広島市の説明によると、碑文の趣旨は「原爆の犠牲者に対して反核の平和を誓うのは、全世界の人々でなくてはならないというもの」だそうだが、それならはっきりと書けばいい。
曖昧な碑文からそう解読しろといわれても、まるで憲法学者の憲法解釈のように難しい。
▼東京裁判で被告全員無罪を主張したインドのパール判事は広島訪問の際に碑文を知り、「過ちは誰の行為を指しているのか。原爆を落とした者は日本人でない」と憤った。
インド国会では広島、長崎への原爆投下日に黙禱(もくとう)をささげるが、それは決して日本が「過ち」を犯したからではない。
▼実際、原爆投下を日本の「過ち」と受け取る日本人も珍しくない。
長崎市長を4期務めた本島等氏は平成10年(1998年)の小紙インタビューに語った。
「日本がアジア太平洋戦争などで行った数々の悪魔の所業を思うと、原爆投下は仕方なかったと言わざるを得ない」。
▼核兵器の非人道性を語り継いでいくためにも、原爆投下は日本の「過ち」だから仕方がないと思わせかねない碑は、撤去した方がいい。
この8月で75歳になる私が小学生の時は、まだ「戦争」が色濃く残っていました。
小笠原(1968年//昭和43年返還)も沖縄(1971年/昭和46年返還)も返還には遠かった頃です。
それでも、学校では朝礼で「君が代」を斉唱しながら「日の丸の国旗」を掲揚しましたし、音楽の授業では「三度(みたび)許すまじ原爆を、われらが街に」と歌う歌を教わりました。
「原爆を許すまじ」
浅田石二作詞・木下航二作曲
(www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/genbaku.html)
あれから60有余年、「原子の爆弾」は「核の爆弾」となり、上の図のように保有数は ①ロシア ②アメリカ ③中国と、世界は様変わりして、日本の直ぐ隣の北朝鮮でさえ、日々、その数と威力を高めています。
石や棒が無ければ、人間は争いをしないでしょうか?
あるいはまた「叩いたり引っ搔いたりすると骨が折れたり血が流れたりするからやめましょう」と叫べば人間は争いをしないでしょうか?
ともすれば人間は、喧嘩の原因を知らずして、結果だけで勝手に判断してしまわないでしょうか。
人間といえども、この地球上に生息する動物のひとつです。世界のあちこちで発掘される化石などからしても、人類誕生から「争い」がありました。
その原因は、「より豊かに」ではないでしょうか。
ゲルマン民族の大移動やヨーロッパの大航海時代といった、いわゆる「戦争」ではない歴史であっても、異常気象による大飢饉から脱してという、ヒツジがより豊かな青草を求めて移動するのと同じ、動物の自然の行動、自然の摂理なのです。
1900年(明治33年)、中国大陸にはすでに列強が、豊かさを求めて進出していました。
すくなくとも「義和団の乱」あたりからの歴史を辿らずして、いきなり1945年の「結果」だけを咎めたてて日本だけに反省を促したところで、何も解決せず、何も変わらない証拠が、今現在の中華人民共和国などなど・・・
(Wikipedia )
義和団の乱(1900年/明治33年)時の軍事大国とその軍艦旗。左から右へ、
イタリア、アメリカ合衆国、フランス、オーストリア=ハンガリー帝国海軍、
大日本帝国海軍、ドイツ帝国海軍、イギリス海軍、ロシア帝国海軍。
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