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◆ 中国発祥の「新型コロナウイルス」の中に存在する「HIV要素」 [  ◆ 武漢ウイルス]

中国のHIV感染者 
なりふり構わぬ対策で
最悪1000万人から100万人弱に

2019.12.16
(https://www.afpbb.com/articles/-/3258421?cx_part=outbrain )

中国のHIV感染者 「なりふり構わぬ」対策で「最悪1000万人」から100万人弱に
江蘇省鎮江市で留学生や住民たちにエイズを防ぐ対策を指導する医療関係者
2019年11月28日撮影資料写真)。(c)CNS/石玉成



【12月16日 東方新報】
12月1日の「世界エイズデー(World AIDS Day)」を前にした11月30日、中国の国家衛生健康委員会は「10月末段階のエイズウイルス(HIV)感染者は95万8000人で、継続して低水準に抑え込んでいる」と発表した。

「最悪1000万人」も予想された事態で、政府が「なりふり構わぬ」対策を取ってきたことで感染拡大を防いでいる。


2002年、中国衛生部は「国内のエイズウイルス(HIV)感染者は100万人近くに達している。今後の対策を怠れば、感染者は1000万人に達する恐れがある」と発表した。

社会に不安を与えるマイナス要因の公表を嫌う中国政府としては異例の発表だった。


中国では、1980年代からHIV感染の拡大が社会問題となった。

米国からの輸入血液製剤にHIVが混入し、血友病患者の間でエイズが広まった。


その後、売血による感染が広まった。

1990年代、河南省政府が血液製剤の不足を解消しようと、農民らに売血を推奨した。

採血の際に注射針を使い回したり、血液から血漿(けっしょう)を採取した後に複数の血液を混ぜて農民の体に戻したりしたことでエイズがまん延した。


輸血や売血と並行して、違法薬物常習者の間で注射針を使い回すことでも感染が広まった。

2000年代半ば、新たなHIV感染者の6割以上が麻薬注射によるものだった。


売春による感染拡大も深刻化した。

また、市民の間でエイズに対する知識は不足しており、母子感染する事例も多かった。


ここで中国政府はなりふり構わぬ対策を打ち出した。

薬物常習者が注射針を使い回さぬよう、無料で新品と交換するサービスを始めた。

また、売春が横行するホテルや娯楽施設で、避妊具の販売を義務付けた。

これには当然、「政府が麻薬や売春を奨励している」という批判も出た。

それでも当局は「麻薬や売春は簡単に根絶できない。大多数の市民を守るための措置だ」と反論。

さらに、街頭でコンドームを配って避妊を呼びかけたり、一流ホテルの部屋にもホテル側がコンドームを置くように指導したりした。

HIV感染者が必要な治療薬も無料とした。


中国ではかつて同性愛者は取り締まりの対象としていたが、衛生部門がクラブ経営者に協力を呼びかけ、クラブの建物にHIVを無料で検査するスペースを設け、さらに感染防止の啓発活動の拠点とした。


こうした対策の結果、薬物依存症からの回復を目的とした患者のHIV感染率は、2012年の0.2%から2017年には0.03%まで低下。

母子間感染率も2012年の7.1%から2017年に4.9%まで低下した。

HIV検査の対象者も2012年の延べ1億人から2017年には延べ2億人に増え、発見率が向上した。

投薬や効果的な治療により、HIV治療を受けた人数は2012年の17万1000人から2017年には61万人に増え、治療成功率は90%以上を維持している。


11月30日の国家衛生健康委員会の発表でも「輸血による感染はほぼゼロとなり、薬物患者の感染や母子間の感染は大幅に減少した。今年1~10月の新たな感染者の報告では、異性間の性交渉感染が73.7%、男性同性愛者間の感染が23.0%だった」とし、感染者数を低水準に抑えているとした。

それでも「情勢は依然厳しく、今後も感染拡大防止を徹底していく」としている。(c)東方新報/AFPBB News



インドの科学者たちが発表した
新型コロナウイルスの中に存在する
HIV要素

中国やフランスの科学者たちも発見
それによりこのウイルスは
SARSの最大1000倍の感染力を持つ
可能性がある
と発表

2020.02.27
(https://indeep.jp/coronavirus-has-hiv-like-mutation-scientists-say/ )


このような自然の突然変異は可能なんだろうか


記事を見てみれば、もう1ヶ月ほど前にもなるのですが、インド工科大学の科学者たちが遺伝子解析の中で、
新型コロナウイルスに HIV (エイズウイルスのタンパク質が挿入している
ということを見出したことに関しての論文について、以下の記事で取りあげたことがありました。


新型コロナウイルスに
HIV (エイズウイルス)」のタンパク質が
挿入されていることを
インド工科大学の科学者たちが発見
さらに感染しても免疫を獲得できない示唆
中国当局が示し
事態は新たな局面に

2020.02.01
(https://indeep.jp/found-hiv-in-wuhan-coronavirus/ )


いろいろと非難や反論が殺到する中、その後、インドの科学者たちは、理由を明らかにしないまま、「論文を撤回」しました。


しかし、「 HIV のタンパク質のようなものが挿入している」ことは事実であるわけで、何も論文を取り下げることもないのになあ…とは思っていたのですが、今日、香港の大手メディア「サウスチャイナ・モーニングポスト」が、
中国人科学者たちが新型コロナウイルスに HIV の要素があることを発見
したことを報じ、続けて、フランスのマルセイユ大学の科学者たちも、新型コロナウイルスに HIV の要素が存在していることを見出しています。


発見した中国の科学者は「突然変異だ」と述べていて、サウスチャイナ・モーニングポストも、「あくまで自然での突然変異」と解説していますが、それはともかく、このウイルスが HIV の性質を持ったために獲得した「力」は何かというと、
並外れた感染力
なのでした。


研究者たちによると、HIV の性質を獲得したために、新型コロナウイルスには「 SAR の 100倍から 1000倍の感染力がある可能性」があることがわかったと記されています。

まずは、その記事をご紹介します。


コロナウイルスはHIV のような突然変異のために
ヒト細胞に結合する可能性が SARS よりはるかに高い
と科学者たちは述べた

(Coronavirus far more likely than Sars to bond to human cells due to HIV-like mutation, scientists say )
South China Morning Post 2020/02/27

中国・南海大学のチームによる研​​究で、新型コロナウイルスが HIV とエボラで見られるものに類似した遺伝子に変異させたことが示されている。

この発見は、感染がどのように広がり、どこから来たのかを理解するのに役立つはずだ。


中国とヨーロッパの科学者による新型コロナウイルスの新しい研究によると、新型コロナウイルスは、ヒト細胞と結合する能力が、同じコロナウイルスである SARS ウイルスの最大 1,000倍強力になる可能性があることを意味する HIV のような突然変異を持っていることがわかった。


この発見は、感染がどのように広がったのかということだけではなく、どこから来たのか、どのように戦うことができるのかを説明するのに役立つ。


科学者たちは、SARS(重症急性呼吸器症候群)が、ヒトの細胞膜上の ACE2 と呼ばれる受容体タンパク質と結合することによって人体に入ったことを示した。

また、いくつかの初期の研究では、新型コロナウイルスは、SARS の遺伝構造と約 80%を共有する同様の経路をたどることが示唆された。


しかし、受容体 ACE2 タンパク質は健康な人の細胞には大量に存在しない、このことは SARS が 2002年から 2003年にかけて世界中で約 8,000人に感染したものの、それ以上の感染拡大が起きなかったことを説明することができるものだ。


HIV やエボラを含む他の感染力の高いウイルスは、人体のタンパク質活性化因子として機能する「フーリン」と呼ばれる酵素を標的とする。

多くのタンパク質は、生産されると不活性または休止状態になり、さまざまな機能を活性化するために特定のポイントで「切断」する必要がある。


中国・天津にある南海大学のルアン・ジショウ教授と彼のチームは、新型コロナウイルスのゲノム配列に、SARS ウイルスには存在しないが、 HIV とエボラウイルスでは見られるものと類似した変異遺伝子のセクションを見つけた。


ルアン教授は以下のように述べる。

「この発見は、新型コロナウイルス 2019-nCoV は、その感染経路において SARS コロナウイルスとは大きく異なる可能性があることを示唆しています。この新型コロナウイルスは、HIV などの他のウイルスの感染メカニズムを使用する可能性があるのです」


研究によれば、この突然変異は、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の切断部位として知られる構造を生成している可能性がある。


ウイルスは、到達するスパイクタンパク質を使用して宿主細胞に侵入するが、通常、このタンパク質は不活性だ。

ウイルスのタンパク質の切断部位の構造の仕事は、ヒトの細胞のフーリンタンパク質をだますことだ。


そのため、スパイクタンパク質を切断して活性化し、ウイルス膜と細胞膜の「直接結合」を引き起こす。これによりウイルスに感染する。


そして、この研究の調査によると、このような構造を持つ新型コロナウイルスの結合方法は、SARS の細胞との結合方法と比較して、「 100倍から 1,000倍」効率的なのだという。


論文は査読前だが、発表からわずか 2週間で、この論文は Chinarxiv で最も多く読まれている。

その後の調査で、湖北省の武漢にある華中科技大学の李華教授が率いる研究チームが、ルアン教授のこの調査結果を確認した。


SARS、MERS、または Bat-CoVRaTG13 (コウモリのコロナウイルス)では、突然変異は発見されていない。

コウモリのコロナウイルスは、新型コロナウイルスの遺伝子と 96%の類似性を持つため、これが新型コロナウイルスの発生源だと考えられている。


一方、2月10日の科学雑誌 Antiviral Research に掲載された、フランス・マルセイユ大学の科学者エティッネ・デクロイ氏の研究でも、新型コロナウイルスから、他のコロナウイルスには存在しない「フーリンのような切断部位」が見つかっている。


新型コロナウイルスに対する科学者たちの理解は、過去数か月で劇的に変化してきている。


当初、このウイルスは人類への大きな脅威とは見なされていなかった。

中国疾病管理予防センターは、新型コロナウイルスのヒトからヒトへの感染の証拠はないと述べた。

しかし、中国疾病管理予防センターのその仮定はすぐに無効となった。

現時点(2月26日)で、世界中で 81,000人以上の感染が確認されている。


中国の研究者たちは、フーリン酵素を標的とする薬によって、人体でのウイルスの複製を妨げることができる可能性があると述べた。

フーリン酵素を標的とする薬には、インディナビル、テノフォビルアラフェナミド、テノフォビルジソプロキシル、ドルテグラビルなどの一連の HIV-1 治療薬、およびボセプレビルやテラプレビルなどの C 型肝炎治療薬が含まれる。


ただし、これらの薬が新型コロナウイルスの治療に効果があるという理論を裏付ける臨床的証拠はまだない。


ルアン教授のチームが「予期せぬ挿入」と論文で説明した突然変異は、ラットや鳥インフルエンザの種に見られるコロナウイルスなど、多くの可能性のある原因に由来する可能性がある。


ここまでです。

新型コロナウイルスが、SARS など他のコロナウイルスと比較して、爆発的な感染力を持つ理由がようやくわかりました。


ちなみに、SARS は 2002年11月から約 8ヵ月で 8237人が感染しました(死者 774人)。

それに比べますと、新型コロナウイルスは、WHOにより、このウイルスが国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態に指定された 1月30日からの約1ヶ月だけでも感染者数が 8万人を超えています(死者 2800人)。


新型コロナウイルスは、致死率は SARS よりはるかに低いですが、感染力が並外れているために、あっという間に感染数も死者数も SARS とは比較にならない数に膨れあがっています。

その原因は HIV にあったようです。

HIV の要素がコロナウイルスに取り込まれたことで、細胞の受容体とウイルスの「結合」がより強くなったということのようです。


コロナウイルスがヒトの細胞に入る仕組みについては、以下の記事でも説明させていただいています。


ウイルス受容体の解析からすべての人種の中で
新型コロナウイルスに感染するリスクが
最も高いのは日本人である

という結果が示された科学論文が発表される

2020.02.24
(https://indeep.jp/coronavirus-most-high-risk-populatuins-is-japanese/ )


下の図にあるヒトの細胞の表面にある ACE2 という受容体と、新型コロナウイルスのタンパク質の表面の部分が「結合」すると、ヒトは感染するようですが、 HIV によって、それが強化されているということですね。



(cosmobio.co.jp )


このような「突然変異」がどうして起きたのかはわかりようがないですが、多くの科学者たちが、以前から、「新型コロナウイルスには人為的に手が加えられてる証拠は見つからない」と述べていますので、自然界でそうなったのでしょう。

そんな可能性があるのかどうかはわからないですが、大自然はなんでもできるという感じでしょうか。


それにしても、上の記事の、
しかし受容体 ACE2 タンパク質は健康な人の細胞には大量に存在しない
の記述ではじめて知りましたけれど、 ACE2 というのは、健康な人にはあまりないものなのですね。

つまり、「本来ならコロナウイルスというのはヒトに感染しにくい病気」であるようで、確かに、同じコロナウイルスの SARS も MERS も、感染力は強くはなかったですが、新型は「 HIV の特性を獲得できて、大変にヒトに感染しやすいウイルスに変身を遂げた」ようです。


いずれにしても、
新型コロナウイルスは感染性がずば抜けて高いことが科学的にも認められた
ことになります。

(以下、割愛)


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