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◆ 第3章 贖罪大国日本の崩壊 (1) 戦後日本の「愛国しない心」 [  ❒ 新しい神の国(古田博司著)]


GEPE ~ I Am On My Way (2012)


古田博司著新しい神の国

第3章 贖罪大国日本の崩壊


2013-05-29-第三章-1
共産党の反宇宙的力量
(『九評共産党大紀元系列社論 2004年 台北



1. 戦後日本の愛国しない心


さて前章を受けての続編だが、日本の戦後60年間インテリの圧倒的多数が一体何をやってきたかといえば、じつは
・厖大な数の反日日本人を育て、
・事実を曲げて東アジアナショナリズムを支持し、
結果として愛国しない心をもつハイカラ好みの日本侮蔑者大量増殖させてきたということに尽きるだろう。


まとめると、日本のインテリ間に顕著な愛国しない心には、3つの歴史的な層が認められる。


まず第1は、明治以来の西洋コンプレックスによる、劣った日本を誇るのは恥ずかしいという層である。

舶来のものが格好よく、次々にそれに飛びついて演繹的な思考(外来の原理やモデルを基に、事象を当てはめていく考え方)をするのがインテリの本分と心得ている節がある。


第2 に、スターリン元帥の32年テーゼという日本共産主義者への下賜物のせいで、天皇を戴く君主制を後進性の象徴と見て、日本は絶対的に遅れているのだと考え、社会主義の近代化こそが進んでいると思いこんだ、かつてのソ連の思想教化の層がある。


ありていに言えば、愛国するならソ連とか、社会主義国にしなさいという層である。

その近代化が間違ったものであったことが今日では世界の視野に曝されているにもかかわらず、未だ慣性がかかっていて、なかなか止まらない。(← wwwww)


第3 は、マルクスの残留思念としてのカルスタ・ポスコロの層で、国家なんか権力者の造りだした幻想であり、愛国心など権力者に都合よく利用されるだけだという層。

これは主に大学時代に、ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』(公定ナショナリズム・出版資本主義・官吏の巡礼の三本柱!)で洗脳された、若い世代が中心になって現出する。


そしてこの上に、社会主義崩壊の後だけに日本侮蔑の論理は半ば解体されていて、
・「私は自由な市民だから国家なんか嫌いだ」という地球市民派とか、
・「アメリカの寄生国家なんか愛せない」という反パラサイト派とか、
・「私という個人に圧力を加えるから愛国心なんか厭だ」という似非個人主義とか、
さまざまな雑念がアナーキーな広がりを見せているのが実情である。


さて、このような日本嫌いの人々に、筆者がなぜ日本が好きなのかを鹿爪(しかつめ)らしく説明するのも甚だ大儀だし、第一彼らはこの本の題を見た段階で買わないだろうから、土俵のない野ッぱらでひとりで相撲を取っているような気分で、以下自分の「愛国心」のことをエッセイ風に話すことにしたい。





新しい神の国 ☆ もくじ
(hawkmoon269.blog.ss-blog.jp/2019-11-11-1 )

第3章 贖罪大国日本の崩壊

1. 戦後日本の愛国しない心
2. 韓国での排外体験
3. 愛国心とナショナリズム
4. 贖罪の宣伝戦
5.倫理の高みにのぼった中共
6. 軍民二分論の破綻
7. 韓国人の中国人評
8. 朝鮮への贖罪工作
9. 良心的知識人たちの善意
10.贖罪大国の崩壊



文明の衝突
日本は東アジアの一員じゃない


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