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◆ 再エネ「洋上風力」の落とし穴 [  ☆ 原発・エネルギー]

千葉 再エネ洋上風力の落とし穴
2021.04.10
(special.sankei.com/a/column/article/20210410/0001.html )




政府は2050年(令和32年)の脱炭素社会に向けた「グリーン成長戦略」を掲げている。

カギを握るのが再生可能エネルギー(再エネ)で、洋上風力発電が切り札とされる。

40年の発電能力を原子力発電45基分の規模に相当する最大4500万キロワットまでの引き上げを目指す


風況の良い千葉・銚子市沖は、秋田県沖、長崎・五島市沖とともに政府が優先的に洋上風力の整備を進める促進区域に指定された。

銚子市によると、想定出力量は37万キロワット程度直径約170メートル高さ約200メートル風車40基前後が立ち並ぶとみられる。

早ければ6年後に運転開始で現在、事業者を公募中だ。


関東最東端の同市の人口は昨年4月に6万人を割り、減少が止まらない。

「洋上風力の部品は1万~2万点と多い。メンテナンスの面や新たな観光資源として経済波及効果に期待したい」と越川信一市長は話す。


促進区域の地域人口減少という共通の課題を抱える。

洋上風力発電を産業振興や経済発展につなげたいと考えるのは当然だ。

同市も商工会議所、漁協と共同出資した保守会社を設立するなど「銚子モデル」を描く。


ただ地元への経済波及効果は極めて限定的になるとの見方がある

常葉大学の山本隆三名誉教授(環境エネルギー政策)は
「再エネ設備は一度設置すれば運転や保守に多くの人はいらない。
運転から燃料、保守まで多くの人が必要な原子力や火力の大規模発電とは違う。
銚子市が作った保守会社の仕事も多くないだろう」
と指摘する。


世界的潮流の「脱炭素」だが、洋上風力発電で現在、日本は見る影もない

世界の風力発電機シェア欧米中国の企業が名を連ねる。

国内市場の成長が進まずに日本メーカーが撤退した分野で、海外企業は日本に商機をうかがう。

洋上風力は他に10道県以上で計画があるが、日本の海に海外企業の風車ばかりが並ぶことにもなりかねない

「潤って喜ぶのは海外の企業だ。銚子など日本の地方への恩恵は期待できない」。

山本氏はそう予測する。


「グリーン成長戦略」では、今後の議論の参考値として50年の電源構成で再エネを現状の約3倍の5~6割へと大幅に増やしたが、山本氏は「再エネへ大きく転換すると、日本の雇用や労働者の収入の減少につながる」と警鐘を鳴らす。


山本氏によると、一昨年の米労働省などの発電所に関する統計では、
米国の設備では
▽原子力約9959万キロワット、
▽風力約9664万キロワット
とほぼ拮抗(きっこう)するが、
雇用者数は
▽原子力約4万2千人に対し
▽風力約6200人。

風力発電設備を運転している人の年収(中間値)は原子力より日本円で約183万円少ない。

保守や設置が専門の風力発電技師の年収(同)も、米国の全雇用者より日本円で約11万円低い。


「再エネに期待、依存するまちづくりを進めると、結局は大きな雇用も収入も生まれずに人口減少が進み、地方がさらに疲弊することにもなりかねない」と山本氏はいう。

これで成長戦略と呼ぶには心もとない


二酸化炭素を排出しない電源には原子力がある。

日本は原子力発電所を造ることができる数少ない国だ。

「脱炭素」を成長戦略につなげるのなら、技術力で日本が優位に立つ原子力の議論、活用も避けてはいけない。(斎藤浩)




歴史的な寒波により
ヨーロッパ各地で農産物に回復不能のカタストロフ的被害
フランスではワイン用の作物のほとんどが失われ
スロベニアでは過去100年で4月として最低の気温を記録

2021.04.14
(indeep.jp/ )


4月8日 イタリア・パラゼッタで凍結したリンゴの木を見つめる生産者


ベルギーでは、ブリュッセルを含む多くの都市の住民が本物の猛吹雪を目撃した。ベルギーの一部の地域では、20cm以上の雪が振った。

バルカン半島もまた 「4月の真冬」を経験した。

西ヨーロッパを襲った北極圏の大気は、さらに南東に広がり、ブルガリアとルーマニアの山々での 4月9日の夜、気温は -17°Cにまで下がった。 (iceagenow.info


4月7日、スロベニアの多くの地域は、過去 100年で最も寒い 4月の朝を向かえた。

公式の気象観測所の記録で、最低気温は -20.6°Cに達し、観測史上で 4月で最も低い気温記録を樹立した。

中央および西ヨーロッパの他の地域でも多数の極寒の記録があり、深い凍結と朝の霜は破壊的なものだった。

スロベニアでは、同日、レッジェ市にある気象観測所で -26.1°Cの気温が記録されたが、この観測所は非公式の気象観測であるため、公式な記録にはならない。

過去のスロベニアの公式の最低気温の記録は、1956年4月9日に標高約1350 m にあるポクルジュカで記録された -20.4°Cだった。 (severe-weather.eu



2021年4月7日のヨーロッパの最低気温の分布 (severe-weather.eu )




かつて地球に250年間の寒冷化をもたらした
原因となった
大西洋の海流の崩壊
正式に確認され少なくとも欧州と北米は
いつミニ氷河期に突入しても不思議ではない状態に

2018.12.01
2021.02.21更新

(indeep.jp/ )


(fasterthanexpected.com )



(Scientists: Weak Ocean Circulation Could Signify Incoming Mini Ice Age )


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