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◆ 安倍晋三首相の中東歴訪、「非キリスト教、非欧米」強みに 重層的な関係強化狙う [  ◆ 中東~アフリカ]

安倍晋三首相の中東歴訪
非キリスト教非欧米強みに
重層的な関係強化狙う

2018.04.29
(http://www.sankei.com/politics/news/180429/plt1804290018-n1.html )

中東出発を控え、取材に応じる安倍晋三首相=29日午後、首相官邸(宮崎瑞穂撮影)
中東出発を控え取材に応じる安倍晋三首相
=29日午後
首相官邸宮崎瑞穂撮影



中東は日本にとってエネルギーの安定供給の点からも極めて重要な地域だ。

経済、安全保障、先端技術などさまざまな分野でも重層的な関係を強化をしていかなければならない」


安倍晋三首相は29日、官邸で記者団に今回の中東歴訪の意義を強調した。

「日本ならではの支援をし、良好な関係をそれぞれ築いてきている」とも語った。

首相は「非キリスト教、非欧米国家」という日本の強みを生かし、中東和平の進展に向けても積極的に関与していく考えだ。


地域への関心示す


今回の歴訪のハイライトは、首相が5月1日夕(日本時間2日未明)から訪問するイスラエルパレスチナになる。

首相は、トランプ米大統領がイスラエルの首都をエルサレムと認定した後、この地域を訪問する最初の主要国の首脳となる。

外務省幹部は「今回の訪問は中東に日本が高い関心を持っていることを世界に示す象徴だ。日本は米国、イスラエル、パレスチナの橋渡し役となる」と、訪問の意義を説明する。


「橋渡し」の具体例となるのが、首相が2日に訪問するヨルダン川西岸・エリコに設置された「エリコ農産加工団地(JAIP)」だ。

平成18(2006)年に打ち出した日本独自のイニシアチブ平和と繁栄の回廊構想の中核事業で、日本パレスチナイスラエルヨルダンの4者の地域協力によって、パレスチナの経済的自立を促す中長期的な取り組みとしてスタート。

すでにオリーブ石鹸の工場などが稼働している。


また、アラブ首長国連邦UAEは石油の輸出に依存しない「脱石油」を目指しており、教育や宇宙開発分野でも日本との連携に期待が高まっている。

今回の訪問には日本企業の経済ミッションも同行し、首相のトップセールスで経済関係の強化を図る。

首相は経済フォーラムに出席するほか、日UAEの投資協定に関する文書に署名する。


アジアの安保直結


一方、中東情勢の不安定化は、米国の関心を中東に向かわせ、アジアへの関与の低下につながってきた。

最近はシリア情勢にも絡んでシーア派大国イランと、イスラエルやイスラム教スンニ派のサウジアラビアなどの対立も不穏さを増すばかりだ。


日本の中東での外交力の限界を指摘する声は少なくない。

首相は長期政権で培った外交力を生かして、今回の訪問で中東地域の安定に貢献する強い決意を示す考えだ。(沢田大典、小川真由美)




安倍晋三首相UAEに到着
中東和平に貢献表明へ

2018.04.30
(http://www.sankei.com/politics/news/180430/plt1804300005-n1.html )

中東歴訪に出発する安倍首相と昭恵夫人=29日午後、羽田空港
中東歴訪に出発する安倍首相と昭恵夫人=29日午後羽田空港


安倍晋三首相は29日午後、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダン、イスラエル、パレスチナを歴訪するため羽田空港を政府専用機でたち、最初の訪問先UAEのアブダビ国際空港に現地時間29日夜(日本時間30日午前)に到着した。

石油資源確保に向けたエネルギー分野での協力強化や、内戦が続くシリア情勢を協議。

中東和平の進展へ積極的に貢献する考えを伝える方針だ。


首相は出発前、官邸で記者団に「中東和平に向かってイスラエル、パレスチナの双方に建設的な関与を働き掛けたい」と述べた。

日本独自のパレスチナ和平支援構想「平和と繁栄の回廊」を推進する考えを強調した。


最初の訪問国UAEでは、アブダビ首長国のムハンマド皇太子と会談し、日本企業が保有する海上油田権益の延長決定に謝意を伝達。

投資協定の署名にも立ち会う。

ヨルダンのアブドラ国王との会談では、シリアから逃れた難民への支援策を巡り議論する。(共同)




米国務長官サウジ国王と会談
中東歴訪 対イランで支持固め

2018.04.30
(http://www.sankei.com/world/news/180430/wor1804300002-n1.html )

ポンペオ米国務長官は就任後初の中東歴訪に出発し、29日、最初の訪問国サウジアラビアでサルマン国王らと会談、域内での影響力を強めるイランに厳しい態度で臨む必要性で一致した。

ポンペオ氏は同日、イスラエルでネタニヤフ首相と会談。

イランの核・ミサイル開発問題での米国への支持を固める狙いがある。


一方、ポンペオ氏は同日放送の米ABCテレビとのインタビューで、先に北朝鮮を極秘訪問した際、金正恩朝鮮労働党委員長が、非核化の実現に向け、「行程表を示す用意がある」と述べたことを明らかにした。


ポンペオ氏は28日、サウジに到着し、空港でジュベイル外相の歓迎を受けた。

サルマン国王との会談後の会見では、イラン核合意の「欠陥が修正されない限り(米国が)合意にとどまる可能性は低い」と述べた。【アンマン=佐藤貴生】




河野太郎外相とポンペオ米国務長官が
30日にヨルダンで会談
北朝鮮核拉致を協議

2018.04.29
(http://www.sankei.com/politics/news/180429/plt1804290020-n1.html )

河野太郎外相(左)とポンペオ米CIA長官(UPI=共同)
河野太郎外相とポンペオ米CIA長官UPI=共同


河野太郎外相ポンペオ米国務長官が訪問先のヨルダン首都アンマンで30日午前(日本時間同日午後)に会談する日程が決まった。

日本外務省が現地で29日、発表した。

ポンペオ氏が26日に国務長官に就任した後、日米外相会談は初めて。

南北首脳会談の結果を踏まえ、北朝鮮の完全な非核化と弾道ミサイル廃棄、日本人拉致問題をめぐる内容を協議するとみられる。


河野氏は日米会談の実施に伴い、5月上旬で検討していた訪米を取りやめる。

5月2日で調整中だった訪韓も見送る方向だ。


ポンペオ氏は中央情報局(CIA)長官として4月初めに極秘訪朝し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談した。

河野氏はその際の北朝鮮側の主張や取り組み姿勢を詳細に聴取し、米朝首脳会談時の拉致問題提起に関して調整を図る考えだ。(共同)




米の北戦略中心人物…
ポンペオ氏との早期会談を重視

河野太郎外相正恩氏の様子も聞き出す

2018.04.30
(http://www.sankei.com/politics/news/180430/plt1804300015-n1.html )

会談で握手するポンペオ米国務長官(左)と河野外相=30日、アンマン(代表撮影・共同)
会談で握手するポンペオ米国務長官と河野外相
=30日
アンマン代表撮影・共同



河野太郎外相とポンペオ米国務長官は、北朝鮮に対し「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」を求めることで一致した。

金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との首脳会談などを通じて非核化への意思をアピールする中、原則に基づき冷静に対処していくことを確認した形だ。


ポンペオ氏は4月26日、国務長官に就任したばかりで、会談は2人がヨルダンに滞在したわずかな時間をぬって設定された。


外務省筋は今回の会談について「ポンペオ氏はCIA(中央情報局)長官のとき、北朝鮮問題の米側の中心的な責任者だった。

北朝鮮をめぐって大きな動きが生じる中、早期の実施を日米間で調整してきた」と重要性を強調した。


河野氏は金氏と面談した際の様子をポンペオ氏から聞いたとしており、日本の対北戦略を考える上でも会談は貴重な機会になったようだ。

トランプ米大統領の信頼が厚く、北朝鮮の体制転換を示唆したこともあるポンペオ氏との関係構築は、北朝鮮をにらんだ日米協調をさらに深化させるとみられる。


河野氏は会談後、ポンペオ氏について記者団に「非常に明晰(めいせき)に話をする人だ。米朝首脳会談に前向きに取り組んでいる」との印象を語り、今後も国際会議の場などで連携していく姿勢を示した。


日本としては、北朝鮮の核問題に加え、日本人拉致問題の解決という宿願を果たす上でも、今回の会談を端緒に外相レベルの親交を深めることが求められる。(アンマン 佐藤貴生)


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